子持ち看護師 ブランク

子持ち看護師が持つ不安とは?

出産を機に一旦職場を離れ、家庭に入りしばらくは子育て主婦として過ごしていると、「子供も成長して落ち着いてきたし、そろそろ働いてみようかな。」と復職に対し考えるようになります。

 

しかし、ブランクがあればあるほど、復職に対する不安がつのります。医療の世界は日々進化しており、現役看護師でも勉強会を開いて最新の治療法について学ぶというくらいなので、それを知っている看護師ならばブランクがあればあるほど取り残された感じが否めません。

 

「私の知識や技術はどこまで通用するのか」という不安を持ってしまうと、復職すること自体無謀なのではないかと思ったり、ブランク明けの子持ち看護師のニーズはないのではないかとあきらめてしまうこともあるでしょう。

 

 

ブランクありの看護師のニーズ

看護師人数は年々増えていますが、看護師不足は続いています。現代の高齢化社会に伴い、病院だけでなく介護施設や訪問看護ステーションなどでの需要が増えています。在院日数が減り、在宅治療を目指すために地域包括支援が必要不可欠になっている現代では、看護師の役割も変化してきており、他職種との連携を図る重要な役割を担っています。

 

病院でも地域でも必要とされる看護師のニーズは高まっており、ブランクがあってもさほど心配する必要はありません。

 

子持ち看護師のために託児施設を併設している職場や、ブランクのある看護師に技術や知識面を補うための教育がある職場もあります。

 

 

ブランク明けの戸惑いや不安をどう克服するか

看護師として復職する際に戸惑うのは、まず知識や技術についてでしょう。

 

独身時代の経験が2〜3年のように短い場合はほとんど経験がない状態だと認識し、また、ブランクが8〜10年以上の場合でも復職支援プログラムに参加することをお勧めします。復職支援は、基礎看護技術の研修があり、輸液や採血、バイタルサイン、体位変換や移動、心肺蘇生術、フィジカルアセスメントなどの演習があります。また、知識面では最新の看護について動向を知り、新薬の知識を学んだり、最新の医療器具やその取扱いについてなどを学びます。

 

このような復職支援は全国の各自治体で行われているし、看護協会に入っていればナースプラザでも受けられます。復職先で研修を積極的に行っているところもあります。

 

看護師としての自覚と心を取り戻すには、必要な研修といえるでしょう。

 

 

ブランクはどのくらいまで大丈夫?

離職してから何年経っているかということが気になるところですが、それよりもブランク中にどう過ごしていたのか、また、看護師としての経験がどのくらいあるのかが重要だと思います。

 

復職の際、面接時に聞かれる質問の中には、離職理由と離職中何をしていたのかということがあります。

 

なぜ、このような質問がされているのかというと、復職後の仕事への適応力があるのかを確認するためです。ブランクが長ければ長いほど、昔の堪を取り戻すことが難しくなると思われますよね。

 

例えば子育て主婦をして10年間離職していた場合では、対人関係が社会人時代より少なくなりますが、子供と向き合いながら世話をすることは看護の仕事から離れているかというとそうではありません。ただ、10年間のうちに年齢によっては体力が低下をすることもあるでしょう。独身時代のポストに就くことは難しくても、体力に見合った職場を探すことで、十分に復帰することは可能です。

 

私の職場ではブランク10年以上の看護師がいます。そのほかにも、ブランク5年とか様々な看護師がいますが、復職しても現役のスタッフと変わらないくらいテキパキと働いています。採血や輸液管理、注射などの技術でもしっかりできているし、知識面でも確認しながら仕事をしているので知識不足をカバーできています。

 

時々「昔の常識は今の非常識なのねー」と嘆いている場面も見られますが、医療界なら日々変わっていくので仕方ないことで不思議はありません。

 

そのようなブランク看護師たちは、家庭があるので、3交替や2交替勤務に就くよりも、パートタイム勤務や時短勤務で働いているケースが多いです。独身時代のようには働けないけれども、無理のない範囲で働いています。

 

 

ブランクは何年でも復職できる!

医療界は5年経つと最新ではなくなり、治療法が変わって看護も変わってきます。よって、5年経てばそれ以降はブランクが何年であってもさほど変わらないといえるでしょう。ただし、ブランクが長ければ長いほど自分自身の年齢も上がるので、体力的な不安が否めなくなります。独身時代のポストで働くことは難しいことが多く、自分の体調に合わせた職場選びが必要になります。

 

また、復職する際は家族に相談することが大切です。子供の預け先があるのか、家族の協力は得られるのか、さらに、急な休みに対応できる柔軟さがあるのかということが職場選びの条件になると思います。復職に対する不安や焦りから家族に相談せずに独断で決めてしまうと、復職後に無理が祟って復職に失敗するケースがあります。子持ち看護師は一人で何とかしようとしてもできないことがあるし、家族が犠牲にならない範囲で働くことが仕事と家庭を両立するうえで必要不可欠になります。

 

復職後の業務に自信がない場合は、復職支援プログラムに参加することをお勧めします。前にも述べたように、復職支援は看護の心を取り戻し、復職に対する不安を軽減できる研修です。ブランク看護師には必要な研修といえるでしょう。ただし、オペ室などの特殊な診療科には都道府県や看護協会の復職支援プログラムは適さないかもしれません。そのような場合は復職後に研修を受けるか、職場での指導を受けることになります。

 

復職することはできますが、どんな職場でも大丈夫なわけではありません。家族と相談して日常生活が送れるように、また、自分の体調に合わせて職場探しをすることが大切です。

 

子持ち看護師として働くなら、ブランク明けは大病院よりも小規模の施設で働く方が処置の数が少ない分適応しやすいことがあります。
大病院では処置数が多く、勉強することが増えるので、仕事以外にやるべきことが増えてしまう恐れがあります。

 

看護師は患者ありきの職業なので無責任な行動はできません。
日々勉強しながら、患者と向き合う必要がありますが、許容範囲を超えてしまっては、いくら責任感があっても本末転倒になってしまいます。

 

また、勤務形態も注意する必要があります。ブランク明けは仕事に慣れるまでは無理のない範囲で、パートタイムや時短勤務で働くと良いでしょう。

 

 

復職は焦らず慎重に

看護師は慢性的に不足しています。新人看護師が毎年増えている一方、辞めていく看護師も多く、中堅以降の看護師が育たない現状があります。

 

高齢化社会が進む中、看護の質が問われている今日の問題として、潜在している経験のある看護師を呼び戻そうとしたのが復職支援のきっかけです。よって、ブランク看護師も復職しやすいような恵まれた環境があるので、不安や焦りで復職しなくても大丈夫です。

 

自分の条件に合った職場を家族と相談しながら、ゆっくり慎重に探していくことで安心して復職することができます。職業安定所やインターネットで相談しながら、職場探しをすることもできます。

 

ブランク看護師でも心配せず前向きな姿勢で復職し、看護師としてまだまだ活躍していきましょう。

 

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